2010年4月26日月曜日

長谷川も練習を公開 30日の「統一戦」に備え万全


「打倒モンティエル頼むぞ!」。30日のダブル世界タイトル戦で強敵を迎えるWBC世界バンタム級王者・長谷川穂積(真正)が26日午後、東京・神楽坂の帝拳ジムで練習を公開した。
 11度目の防衛戦となる今回は現役WBO世界同級王者フェルナンド・モンティエル(メキシコ)を相手の事実上のチャンピオン統一戦。モンティエルについては「ディフェンス、オフェンスどちらも上手」な最強の相手と認識している。その上で「強いから、オレの強さを引き出してくれるのではないか」と、あえて強敵を選んだ理由を明かす。「どんなかたちであれ、最後にオレの手が上がっていればいい。狙わずに倒せたらいい」。6連続KO防衛も期待できる?
 神戸でフィリピン人パートナーらを相手に137ラウンズのスパーを重ねてきたというチャンピオン。この日2ラウンズのスパーリングはいつものように山下正人会長を相手にしたマスボクシングに近い軽めのもの。それでも動きはスムーズで、もっぱら守りを中心に、モンティエルを真似てフェイントをまぜて攻撃を仕掛ける山下会長に対しムダのない動きで対応していた。
 減量苦からフェザー級転向も考えていたことがうそのようにスムーズに落とし、「一番厳しい時に動けるのは、カロリー計算して食事を作ってくれる嫁さんのおかげです」と家庭内の強力なサポーターである泰子夫人に感謝していた。

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