WBC女子Lフライ級チャンピオン富樫直美(ワタナベ)とWBA女子ミニマム級チャンピオン多田悦子(フュチュール)が互いのタイトルをかけた異例の2冠戦は、6日大阪ATCホールで行われ、フルラウンド戦った末に三者三様のドロー(2分10回戦)。王座は統一されなかった。
試合は富樫が積極的に打って出るスタート。サウスポーの多田は相手の右をもらい、リズムに乗れない。この試合は両陣営の折衷案で5回終了後に採点が公開されたが、この時点で富樫がリードしていた。だが多田は冷静さを失わず、中盤カウンターのタイミングをつかむ。終盤は多田のボクシングが冴え、試合終了のゴングが鳴った。スコアは原田ジャッジが97-94で多田、アバインザ氏が96-94で富樫につけ、残るダンセコ氏は95-95で引き分けだった。それぞれタイトル防衛には成功した。
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