いつもハードファイトになる角海老ボクシング、17日も熱戦が続出した。メイン8回戦は昨年度新人王の高山樹延(角海老宝石=ウェルター級11位)が田中慎吾(西城)に判定勝ちして10連勝をマークしたが、ノーランク田中のヒット&アウェイ戦法に苦戦した。
引くとこは引き、打つときはしっかり踏み込んで打つ田中に、高山は重厚なプレスをかけて追い込んでラッシュ。しかし崩しがなく倒しに出たラッシュは決定打を欠く。田中はこれをしのぐと猛反撃するなどメリハリのある組み立てでペースを渡さない。高山は何度もラッシュして攻撃力のあるところを見せたが終盤はスタミナ切れでロープを背負う場面を多くした。スコアは77-76が二人と78-74。
セミ8回戦はフライ級6位の藤井龍二(角海老宝石)がキューピー金沢(青木)に2-0判定の辛勝。藤井はていねいなヒットで試合をつくるも金沢の右強打狙いのファイトを崩せなかった。スコアは75-75.76-74.76-75。
S・フェザー級の8回戦は杉崎由夜(角海老宝石)が森田陽久(新日本仙台=8位)に3-0判定勝ちでランク入りを確定的にした。馬力で押し込むサウスポー森田に杉崎はカウンターでヒットを奪ってリード。森田は地道なボディーアタックで杉崎を押し込むも逆転はならなかった。スコアは77-75.78-75.100-72。
他の結果(左が勝者)
8回戦
船井龍一(ワタナベ)TKO2回工藤洋平(角海老宝石)
藤原陽介(ドリーム)判定田中念大(角海老宝石)
6回戦
石川貴章(角海老宝石)判定佐藤洋輝(ワタナベ)
石川雄策(角海老宝石)判定小松絵(ワタナベ)
0 件のコメント:
コメントを投稿