27日、東京都・江戸川区民センターでは元日本ランカー長井祐太(勝又)が元OPBF・S・バンタム級王者で現1位のウェート・サックムアングレーン(タイ)を2度倒した末に7回TKO勝ちする殊勲をあげた。
92勝55KO5敗の強豪サウスポー相手に前半から苦戦を強いられた長井。このままウェートのうまさにラウンドを重ねるかと思われたが、試合は6回に急展開した。しつこいボディー攻めを嫌がったウェートはホールドで2度の減点を食らい、長井を投げ飛ばすなどして試合が荒れる。しかしこの回終了後のインターバルで今度は長井側がマウスピースを紛失し、遅延行為により減点1。思わぬ幸運にウェートはグローブを叩いて喜んだのもつかの間、無防備に接近したところに長井逆転の左フックが直撃。痛烈なダウンから立ち上がった元東洋王者だが、長井の追撃の前にまたも崩れ落ち、試合がストップされた。タイムは52秒。まるで劇画のような逆転KOだった。
長井(28歳)は「何とかタイトル戦をやりたい」と話していた。23勝15KO4敗3分。
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