フアン・マヌエル・マルケスを大差の判定で下して21ヶ月ぶりに復帰を果たしたフロイド・メイウェザー。試合後の会見では相手のマルケスを「タフそのもの」と評し、「カムバックして(現役)ナンバー2に勝ったのだから・・・」と復帰の感触をつかんだ発言。そして体重のことをたずねられると「計量前、145ポンド半あった。ジョギングして145ポンドまで落とそうとしたが」(実際は146ポンドを計測)と回答。端から実質的な契約ウェイトの144ポンドを守る意志がなかったことを明かした。
勝利コールを受けたリングではシェーン・モズリー(WBA世界ウェルター級スーパー王者)と激しく舌戦を繰り広げる場面があった。さらに会見でも場を取り仕切ったプロモーター、オスカー・デラホーヤがメイウェザーの次戦の対戦者として盟友モズリーを強く推す発言。だが、これはデラホーヤが自己アピールしすぎとの声が多い。モズリーは次戦でジョシュア・クロッティと対戦することが内定しており、まずその試合に勝つことが先決だ。メイウェザーも「私とどうのこうのよりも、目先の試合を心配してほしい」とピシャリ。
一方、ファンがもっとも望むパッキアオとの対決に関して「コットとの一戦がどんな結果になるか」とメイウェザーは静観する。いずれにせよ、”マネー“ウェザーは以前シュガー・レイ・レナードが採ったビッグマッチ限定のカムバック、というかたちでリングに登場する公算が高い。今回のマルケス戦の出来から、もしパッキアオと戦っても有利の予想が成り立つだろう。
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