28日(現地時間)米フロリダ州ハリウッドで、IBF公認の2つの世界戦が行われた。
まず王者フアン・ウランゴ(コロンビア)に1位ランドール・ベイリー(米国)が挑んだIBF世界J・ウェルター級戦はダウン応酬。プレスをかけるウランゴがやや有利で迎えた6回、この日まで39勝35KO6敗の強打者ベイリーの右で王者が仰向けに倒れる。ダウンと同時に右目をカットしたウランゴだったが、8回から反撃態勢。9回、サウスポーからの左で倒したウランゴは、このラウンドと10回にダウンを追加して断然優勢。11回、青息吐息に陥ったベイリーのセコンドが棄権を申し入れた。TKOタイムは1分51秒。
2度目の王座の初防衛に成功したウランゴは22勝17KO2敗1分。
もう一つのIBF世界L・ヘビー級戦は無敗の1位タボリス・クラウド(米、19勝18KO)と元王者のベテラン、クリントン・ウッズ(英、2位)による王座決定戦。前半は2回を除き、10歳年少で勢いに乗るクラウドのペース。8回、クラウドの左でウッズはヒザが折れ、追撃でストップ寸前のピンチに陥る。10回にもクラウドのラッシュにさらされたウッズ(37歳)だったが、持ち前のタフネスを発揮して乗り切った。
大差のスコアが予想されたが、公式採点は3者一致の116-112と意外な中差。いずれにせよクラウドが支持された。
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