29日広島県三次市で行われた日本S・フライ級タイトルマッチは、チャンピオン中広大悟(広島三栄)が7位挑戦者の本田秀伸(グリーンツダ)からダウンを奪って2-0判定勝ち。2度目の王座防衛に成功した。
中広は初回に右ショートで本田をダウン。好スタートをきったがサウスポーの挑戦者もすぐさま立て直す。駆け引きを駆使したボクシングで試合を拮抗させた。チャンピオンが抜け出したのは5回。右を多く当てて明白にポイントを奪取する。しかし本田も最後まで重大なピンチに陥るシーンはなかった。スコアは96-95、97-93、95-95。
勝った中広からは「初回のダウンで勝ったつもりになった。そのあと警戒されて……俺の引き出しが足りません」と反省の弁が出た。「最近ダメ。このままじゃ日本タイトル戦で足もとを救われてしまいます」(中広)。“ディフェンス・マスター”との10ラウンドを振り返り「今回は技術より心理作戦で疲れた」とも話した。
また前座の結果は以下の通り(左が勝者)。
8回戦 板垣幸司(広島三栄)判定 太田垣雅之(オール)
6回戦 越智大輔(ビッグアーム)TKO6回 松原章訓(倉敷守安)
6回戦 岡崎祐也(中内)KO1回 村井伸行(大一スペースK)
4回戦 重田優介(中内)TKO4回 原田正志(広島三栄)
4回戦 藤本周吾(マサ伊藤)判定 武縄鉱(倉敷守安)
4回戦 山岡和生(広拳)負傷引分2回 森分亮次(中外)
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