2009年6月14日日曜日

渡部、連敗ストップ


 14日、坂田-全戦のセミに登場した渡部あきのり(日本ウェルター級8位=協栄)が連敗を3でストップした。日本ミドル級6位古川明裕(ワールド日立)との71.0キロ契約10回戦で2度のダウンを奪った末に4回KO勝ちした。初回に左ストレートで先制のダウンを奪ったサウスポーの渡部は、頭を揺すり前に出てくる古川に闘牛士さながら右フックと左ストレートを決めて試合を優位に進める。ロープを背負うシーンもあったものの冷静に反撃に転じ、迎えた4回コーナー際で右フックのカウンター。再び古川が倒れると古川陣営からタオルが投入された。タイムはこの回38秒。湯場との日本タイトル戦から続いた長いトンネルを脱出した渡部は戦績を17勝16KO3敗とした。
 また女子6回戦では、こちらもタイの世界戦以来の再起戦となった藤本りえ(WBA女子フライ級12位=協栄)がOPBF女子S・フライ級8位の金善縞(韓国)に5回TKO勝ち。金をさばきながら右を打ち込み続け、5回に左右連打でストップしたもの。
 そのほか、この日行われた試合の結果は以下のとおり(左が勝者)。
ライト級8回戦 鈴木拓也(ワールド日立)判定 鎧塚真也(協栄)
ウェルター級6回戦 武田浩佑(協栄)TKO1回 阿部ひろし(ワールド日立)
S・ライト級6回戦 麻生興一(ワタナベ)負傷判定4回 中村拳人(山神)
58.5キロ4回戦 ドラゴンバズーカ尾野(協栄)TKO2回 重野正章(ジャパンS)

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