9月7日、ロサンゼルスのステープルズ・センターで予定されるフリオ・セサール・チャベスJr(メキシコ)のカムバック戦(相手はブライアン・ベラ=米)に強力なサポートカードが加わった。プロ無傷の元オリンピアン同士、バネス・マルティロスヤン(アルメニア=米)とデメトゥリアス・アンドラーデ(米)がWBO世界S・ウェルター級王座をかけ対決する。
アンドラーデ |
WBO1位マルティロスヤン(33勝21KO1分無敗)は04年アテネ五輪の米国代表。同2位アンドラーデ(19勝13KO無敗)は08年北京五輪代表選手。注目の顔合わせは11月23日のパッキアオの復帰戦まで延びるうわさもあったが、トップランク社と両陣営の交渉により、チャベス戦に組み込まれた。
近郊に大きなアルメニア人居住区があるロサンゼルスは同国出身のマルティロスヤンのホーム同然。しかしフレディ・ローチ氏にコーチされるマルティロスヤンは「アンドラーデは敵地ウクライナまで行ってタイトルを獲ろうとした男だから、ロサンゼルス開催のアドバンテージなんて知れたもの」と気を引き締めている。
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