2013年8月2日金曜日

マルティロスヤン×アンドラーデ WBO・S・ウェルター級決定戦


 9月7日、ロサンゼルスのステープルズ・センターで予定されるフリオ・セサール・チャベスJr(メキシコ)のカムバック戦(相手はブライアン・ベラ=米)に強力なサポートカードが加わった。プロ無傷の元オリンピアン同士、バネス・マルティロスヤン(アルメニア=米)とデメトゥリアス・アンドラーデ(米)がWBO世界S・ウェルター級王座をかけ対決する。
 
アンドラーデ
アンドラーデ(25)は7月6日ウクライナのキエフで、当時の王者ザウルベック・バイサングロフ(ロシア)に指名挑戦者として挑む予定だった。だがロシア人は背中の負傷を理由に試合をキャンセル。WBOは後日バイサングロフの王座をはく奪。アンドラーデとマルティロスヤン(27)による正規王者決定戦を認めた。

 WBO1位マルティロスヤン(33勝21KO1分無敗)は04年アテネ五輪の米国代表。同2位アンドラーデ(19勝13KO無敗)は08年北京五輪代表選手。注目の顔合わせは11月23日のパッキアオの復帰戦まで延びるうわさもあったが、トップランク社と両陣営の交渉により、チャベス戦に組み込まれた。

 近郊に大きなアルメニア人居住区があるロサンゼルスは同国出身のマルティロスヤンのホーム同然。しかしフレディ・ローチ氏にコーチされるマルティロスヤンは「アンドラーデは敵地ウクライナまで行ってタイトルを獲ろうとした男だから、ロサンゼルス開催のアドバンテージなんて知れたもの」と気を引き締めている。

0 件のコメント:

コメントを投稿