2013年8月16日金曜日

クリチコ兄、リング復帰は来年 負傷?政治?


 WBC世界ヘビー級王者ビタリ・クリチコ(ウクライナ)がトレーニング中に右拳を負傷。リング登場は早くても来年になることを明らかにした。クリチコは最近、メキシコのWBC本部を訪れて指名試合に関して状況を報告。周囲ではこれが功を奏し、タイトル剥奪を免れたとウワサされる。
 
ビタリ・クリチコ
これに対してランキング1位ベルマン・スティベルン(ハイチ=米)が不満を表している。スティベルンはすでに2度の挑戦者決定戦を勝抜いており、WBCの入札もこれまで3度にわたりクリチコ側の都合で中止になったことに言及。「アンドレ・ウォードやセルヒオ・マルティネスの王座を剥奪したWBCがビタリのベルトを取り上げないのは理にかなっていない」と批判する。

 クリチコが実行した最後の指名試合は11年のトマシュ・アダメク戦。一方でクリチコがリングから遠ざかるのは2015年に予定されるウクライナの大統領選挙の準備のためという見方もされる。これに関してクリチコ側はコメントを控えている。

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