日本S・バンタム級タイトルマッチが9日、後楽園ホールで行われ、チャンピオンの大竹秀典(32=金子)が同級9位の久永志則(27=角海老宝石)を3-0の判定で下して3度目の防衛に成功した。ジャッジは96-94、98-93、99-92。
大竹(右)は尻上がりに調子を上げた |
パワーに勝る大竹はジャブを突きながら前に出てプレッシャーをかけるいつものスタイル。対する久永はカウンターの左フックを合わせようと試みた。2発、3発とスピードのあるコンビネーションも打ち込んだが、これは大竹のブロックに阻まれた。
久永は5回にボディ攻撃から連打で見せ場を作ったが、はやり後半の強さでは大竹が上。大竹は前に出ながら、ジャブ、右ストレートを打ち込み、ボディブローも交えてグイグイと押し込んでいく。久永もボディブローやアッパーで対抗するが徐々にペースダウン。久永のいいパンチが当たる場面もあったが、大竹が体力とタフネスを誇示して判定をものにした。大竹は21勝9KO1敗3分。久永は15勝9KO5敗2分。
◇50kg契約8回戦
多打魔炸獅(TI山形)[2-0(77-76、78-75、77-77)]守屋和明(石川立川)
日本L・フライ級11位のサウスポー守屋と同ミニマム級5位の多打の一戦。サークリングする守屋を多打が追う。互いに手数が出ず、たまにパンチを出すとクリンチ&ホールド。特に守屋は手が出なかった。
◇S・フライ級8回戦
石川貴章(角海老宝石)[7回38秒負傷判定3-0(69-65×2、68-66)]ガンバレ将太(戸高)
石川が左右のフックとボディ攻めでポイントを稼いだ。将太は2回にジャブと右ストレートを小気味よく決めたが、石川のプレスに屈した形。3、4、6回に将太が偶然のバッティングでカットし負傷判定となった。
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