28日午後神戸サンボーホールで行われた日本S・フライ級タイトルマッチは、王者帝里木下(千里馬神戸)が同級5位戎岡淳一(明石)を文句なしの3-0判定に下し、4度目の王座防衛に成功した。
ジャブを的確にヒットさせる帝里(右) |
サウスポーの王者は同じ兵庫出身のベテラン相手にやや慎重だったが、スタートから右ジャブ、左ストレートからの連打を的確に決め自らのペースを守った。6回には、攻勢に出た挑戦者にしばし守りに回った後、一転して猛ラッシュを敢行。戎岡も耐えたためストップはならなかったが、その後もチャンピオンがしっかりポイントを積み重ねた。スコアは99-91、98-93、98-94と、4点差もあったが、まずは大差といっていい勝利だった。
本人は試合後のインタビューで「世界となるとまだまだの内容だし課題もみつかりましたが……」と前置きしつつ、世界挑戦の意欲も口にした。「狙えるならどこへでも行って(世界タイトルを)もぎ取ってきたい」。千里馬会長は国内挑戦の計画を建てているといい、それは来年になりそうということだ。
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