2013年7月10日水曜日

ヘビー級日本王座決定戦 藤本とピーターが火花


 7月25日に後楽園ホールで行われる日本ヘビー級王座決定戦に出場する日本1位の藤本京太郎(角海老宝石)と同2位のオケロ・ピーター(緑)、同タイトル挑戦者決定戦で拳を交える3位の竹原虎辰(緑)と4位の樋高リオ(渥美)が10日、他の出場選手とともに都内の角海老宝石ジムで会見した。
 
2週間後に激突する藤本(右)とピーター

 日本にヘビー級王者の誕生は実に57年ぶりのこと。歴史的一戦を迎える藤本は「僕が(K-1王者としてボクシング界に)来たから日本チャンピオンができると思っている。ピーター? 相手は関係ない。これは僕自身の戦い」と“主役”を自認した。

 今回の試合に備え、ラスベガスに長期遠征するなどしてレベルアップを図った藤本は「ラスベガスでスパーはあまりできなかったけど、ボクシングだけという恵まれた環境の中でしっかり練習ができた」と合宿の成果を強調。デビュー戦以来初めて100㎏以下に絞ってリングに上がる予定だ。

 対するピーターは藤本を「よく動く選手」と評価しながらも「絶対に勝つ」と必勝宣言。41歳という年齢は気になるところだが、東洋太平洋タイトル9度防衛、06年12月のWBC世界タイトル挑戦(対オレグ・マスカエフ)など、キャリアでは藤本を大きく上回る。師匠の松尾敏郎会長は「格が違うでしょう」と余裕の笑顔だった。
 
竹原(左)と樋高はフェイスオフ

 挑戦者決定戦に出場する2人も存在をアピール。ピーターとのスパーリングで実力を磨く竹原は「自分が日本のライセンスを取って14年。当時は日本タイトルなど考えられなかった。挑戦者決定戦に出場できて光栄」をパイオニアのプライドをのぞかせ、樋高は「最近はいい試合ができていないので、決定戦は熱い試合にしたい」とこちらは巻き返しを誓っていた。

 試合の模様はTBS系列で地上波放送される予定(日時未定)。

0 件のコメント:

コメントを投稿