2013年7月6日土曜日

岩佐が比国ランカーに判定勝ち


 WBCバンタム級2位、WBO同3位にランクされる岩佐亮佑(セレス)が6日、後楽園ホールでバンタム級10回戦を行い、フィリピン14位のジェッカー・ブハウェに3-0(100-90×3)の判定で勝利した。
 
フルマークで勝利した岩佐(右)だが表情は晴れなかった…

 3月の試合でKO負け寸前のピンチを味わっただけに、この日の岩佐は慎重に試合を組み立てた。力強く右を振ってくるブハウェに対し、ディフェンスを意識しながら、左のショートブロー。岩佐がテンポアップしたのは5回。ワンツーを連続して決め、左カウンターでダウンを奪った。

 以降、岩佐は連続してワンツーを決めるなどしてチャンスを作ったが、タフなブハウェを詰め切れず、試合は判定決着となった。試合後、マイクを向けられた岩佐は「自分の動きができず、満足のできない内容だった。ここを踏ん張って倒し切らないと世界なんていけない。情けない」とまずは反省の弁。それでも最後は「チャンスが来たら覚悟を決めていきます」と力強く宣言した。
 
ボディブローが光った林(左)

◇114P契約8回戦
林徹磨(セレス)[3-0(79-73×2、80-72)]マルソン・カベラ(比) 日本フライ級1位の林に対し、ひと回り以上小柄なカベラは果敢に手を出していった。2回終了のゴング後にカベラが加撃。ダメージを負った林に2分間の休憩が与えられる場面もあったが、林は3、4回と左ボディブローからチャンスを作った。その後も林は試合を優位に進めたが、カベラに最後まで粘られた。
 
木村(右)は技術の差を見せつけた

◇110P契約8回戦
木村悠(帝拳)[3-0(79-74、79-73×2)]福原辰弥(本田フィットネス)
 日本L・フライ級2位の木村はサウスポーの福原(日本ミニマム級9位)を寄せ付けなかった。スタートから右ストレート、ボディ攻撃を効果的に使い、中盤からは連打もまとめて大きくリード。守ってはポジションをうまくずらして最後まで福原に的を絞らせなかった。

◇S・フライ級8回戦
ロムニック・マゴス(比)[5回2分35秒TKO]久保幸平(セレス)
 マゴスはパンチがオープン気味で決してうまい選手ではないが、前に出る圧力だけは抜群。日本フライ級7位のサウスポー久保は2回に左カウンターでダウンを奪ったが、その後はいくらパンチを出しても再三ロープに押し込まれ、アッパーと右フックを浴びてフラフラに。最後は主審が試合を止めた。マゴスは9勝5KO2敗。15勝10KO3敗1分。

◇S・フェザー級8回戦
濱名潤(帝拳)[7回終了TKO]スパイス松下(セレス)

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