2013年3月24日日曜日

ライバル対決制した田中がJOC賞 高校選抜決勝


 第24回全国高校選抜大会兼JOCジュニアオリンピックカップは24日、最終日を迎え、実施7階級で春のチャンピオンが決まった。(山梨県甲府市・緑が丘スポーツ公園体育館)
 
L・フライ級決勝、田中(右)と井上の攻防から。大接戦の末田中の勝ちに

 注目のL・フライ級は田中恒成(中京)が井上拓真(綾瀬西)を判定で破り、優勝を遂げた。2ラウンド終了時点で井上が1点差でリードしたが、この回から攻勢を強めた田中は3ラウンドも左右のボディー、右ストレートで攻勢。結果13-12で逆転勝利を収めた。両選手のライバル対決はすっかりおなじみになっているが、これで通算対戦成績は田中の3勝2敗。JOC賞にも選ばれ、二重の喜びとなった。

 今大会のMVPを獲得したのはピン級の中嶋憂輝(王寺工)。ほか技能賞に全国初優勝を飾ったフライ級の中野幹士(竹台)、敢闘賞にL・ウェルター級の沖島輝(東福岡)が選ばれた。沖島はウェルター級を制した翼とともに国体に続き双子同時優勝の偉業を達成した。
 
左から敢闘賞の沖島輝、JOC杯受賞の田中恒成、最優秀選手賞・中嶋憂輝、技能賞・中野幹士

 各階級の決勝結果は以下のとおり(左が勝者)。
P 中嶋憂輝(王寺工)[RSC1回]福井勝也(駿台学園)
LF 田中恒成(中京)[判定]井上拓真(綾瀬西)
F 中野幹士(竹台)[RSC2回]南出仁(和歌山東)
B 山内祐季(相生学院)[判定]竹嶋宏心(守山)
L 李健太(大阪朝鮮)[判定]吉田海斗(江南義塾盛岡)
LW 沖島輝(東福岡)[判定]大峯優真(西宮香風)
W 沖島翼(東福岡)[判定]高倉久生(作新学院)

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