2013年3月9日土曜日

亀田兄弟 和毅と大毅が快勝


 亀田兄弟の「ダブル世界前哨戦」が9日、横浜文化体育館で行われ、WBA・S・フライ級2位につける大毅は54.7㎏契約10回戦でファウスティーノ・クプル(メキシコ)に6回43秒KO勝ち。WBC世界バンタム級4位の和毅は54.5㎏契約10回戦でノルディー・マナカネ(インドネシア)を6回36秒KOで下した。
 

 大毅は距離を取ったボクシングを試みたがこれは初回だけ。2回からは接近戦となった。近距離での攻防は小柄で非力なクプルに対してパワーで勝る大毅が優勢。クプルのパンチもそれなりにヒットし大毅に鼻血を出させたが、試合は大毅ペースで進んだ。

 クプルに粘られていた大毅は6回、左フックを効かせて右ストレートを追加するとメキシカンはグラリ。すかさず連打をまとめてダウンを奪うと、クプルはテンカウントで立ち上がれなかった。大毅は27勝17KO3敗。クプルは25勝15KO9敗1分2NC。
 

 和毅はスタートから元PABA王者で興毅に挑戦経験のあるマナカネを圧倒。動きながら左のリードパンチを矢継ぎ早に繰り出して試合の主導権を握ると、2回からは右ストレート、左ボディブローをヒット。和毅のスピードとテンポの速い攻撃についていけないマナカネはなすすべなしだ。

 フィニッシュは6回。ボディがすっかり効いていたマナカネに、和毅がボディブローを追撃すると、小柄なインドネシア人はロープ際に力なくダウン。レフェリーがテンカウントを数えた。和毅はこれで27連勝(18KO無敗)。これで4連敗(すべて日本人選手が相手)となったマナカネは24勝15KO14敗1分となった。

◇55㎏契約10回戦
益田健太郎(新日本木村)[3回51秒KO]マランギン・マルブン(インドネシア)
 日本バンタム級6位の益田は2回、右をカウンターで叩き込んでダウンを演出。インドネシアS・バンタム級7位マルブンはここから踏ん張ったが、3回に左ボディブローを決められて悶絶。テンカウントを聞いた。

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