高山(右)はアグレッシブな攻撃で尹を退けた |
日本ウェルター級タイトルマッチが25日、後楽園ホールで行われ、チャンピオンの高山樹延(角海老宝石)が1位の尹文鉉(ドリーム)を2-1(96-94、94-96、97-95)の判定で下し、初防衛に成功した
前半は高山が優勢だった。前に出てワンツー、距離を詰めてボディブローやフックを打ち込んで攻勢をアピール。尹はリードパンチとカウンターで対抗したが、下がる場面も多く、やや見栄えが悪いという印象を残した。
尹は中盤、ボディブローを効果的に打ち込んで巻き返しを図った。前半よりも攻撃的なボクシングで、試合の流れを引き寄せたかに見えたが、ペースを完全に掌握するまでにはいたらなかった。接戦は最後まで続き、高山の積極性がジャッジの支持を得た。高山は18勝7KO1敗。尹は14勝2KO3敗1分。
◇S・ライト級6回戦
岡田博喜(角海老宝石)[4回2分27秒TKO]宮城伶次(島袋)
ホープ岡田がデビューから5連勝5KOをマークした。長身とスピードを生かしたワンツー主体のボクシングが岡田の持ち味。この日もスタートからワンツーをヒットし続け、タフな宮城にストップ勝ちした。
◇フェザー級8回戦
緒方勇希(角海老宝石)[3-0(80-73×3)]小泉雄大(川島)
無敗の日本3位、緒方が完封勝利。大きな見せ場を作れなかったものの、軽いパンチをコンスタントにヒットし続けた。緒方の正確なカウンターを前にして、小泉は距離を詰められなかった。
長島(左)は粘る齋藤に勝利 |
◇68㎏級8回戦
長島謙吾(角海老宝石)[6回2分59秒TKO]齋藤泰広(ワタナベ)
5月で定年の37歳を迎える齋藤が奮闘。中盤は距離を詰め、日本ウェルター級9位の長島を苦しめる場面を作った。しかし長島は焦らず、ジャブから右ストレート、左フックにつなげ、ストップ勝ちを呼び込んだ。
◇フェザー級8回戦
関豪介(角海老宝石)[5回45秒TKO]オリオン拓也(セレス)
変則サウスポーの関はいまだ無敗の日本6位。独特のタイミングとしつこい攻撃でオリオン(三谷)にボクシングをさせなかった。5回に左ストレートでダウンを奪い、ラッシュして試合を終わらせた。
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