スパーを終えた清水元チャンプ㊨とパートナーを務めた大村選手 |
元WBA世界S・フライ級チャンピオンの清水智信さん(31)が22日、神奈川県平塚市の東海大を訪れ、ボクシング部の新リング設置のセレモニーに出席。同校ボクシング部員を相手に2ラウンドの記念スパーリングを披露した。
昨年引退して現在は郷里の福井市でフィットネスジムを営む元チャンピオン、出身は東京農業大学だが、所属ジムの金子ジム金子健太郎会長が東海大ボクシング部OBであることから、この日のゲストとして招かれたもの。「ジムではマスぐらいはやっています」という元チャンピオン、スパーリングではもっぱら攻撃させて守り主体の引き立て役に終始したが、時折軽い身のこなしに現役時代の片鱗も。
東海大は関東2部リーグで優勝も果たしたが、現在は3部と低迷。しばらくリングもなかったが、昨年縁あって独協大学からリングを譲り受け、この日のお披露目となったもの。「これを機に低迷を脱し、3部優勝、2部優勝、昇格と部員には志を高く持ち励んでもらいたい」と藤田博司監督。
セレモニーには数年前に転落事故で全身不随となり不自由な生活を余儀なくされている諸岡卓也総監督も車椅子で出席。「5年前にリングが撤去されて、ボクシング部は廃部になるのではと心配していた。今日立派なリングが出来て、非情に感激している」と目を潤ませていた。
車いすの諸岡総監督を囲んで |
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