2012年12月31日月曜日

佐藤が赤穂に大差判定勝ち

 
佐藤㊨は赤穂を空転させ続けた

 トリプル世界戦のセミファイナル、WBC世界Sフライ級タイトルマッチは、王者の佐藤洋太(協栄)が同級5位の赤穂亮(横浜光)を3-0(117-112、118-110、117-111)の判定で下し、2度目の防衛を果たした。赤穂はプロ22戦目で初黒星を喫した(大田区総合体育館)。

 佐藤のジャブが勝負を決めた。スタートから佐藤の長く、タイミングのいいジャブがゲームを支配した。特に前半の赤穂はなかなかパンチを出すことができず、4回を終わっての公開採点はフルマークで佐藤が取った。

ジャブはコンスタントに当たった

 中盤から佐藤はあえてロープを背負ったり、ガードを固めて前に出たり、赤穂の攻撃を促す動きを入れてカウンターを狙った。6回に右目じりをヒッティングでカットするなど劣勢の赤穂は、ラウンドを重ねながら手数を増やし、何発かいいパンチをヒットさせたが、ダメージを与えることはできなかった。

 照明トラブルが起きた最終回は、佐藤が打ち合いに応じて盛り上げたが、採点に影響はなし。赤穂の強打は爆発せず、佐藤のキャリアと技術が光った。

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