2012年10月29日月曜日

山中とロハスが公開練習




 WBC世界バンタム級タイトルマッチ(11・3ゼビオアリーナ仙台)の公開練習が29日、帝拳ジムで行われ、2度目の防衛戦に臨む山中慎介(帝拳)が練習を公開した。

 挑戦者にトマス・ロハス(メキシコ)を迎える山中は「やりにくいというイメージはあるが、負ける相手ではない。自分のボクシングをする」と抱負を語った。

 先日、同僚の粟生隆寛が王座から陥落したことについては「すごく悔しかった。粟生はあんなものじゃない。でも自分はそれを引きずるわけにはいかない。勝つだけです」と厳しい表情を浮かべた。
 スパーリングとミット打ちでは、報道陣から感嘆の声が挙がるほどの切れ味を見せた山中。調子は良さそうだ。


 トマス・ロハスの公開練習も続いて行われ、2階級制覇を狙うメキシカンも好調をアピールした。S・フライ級時代に河野公平、名城信男を判定で下しているロハスは「山中はディフェンスがよく、足を使うボクサーだからカウンターを狙いたい。彼の左は非常に警戒している。難しい試合になるだろう」と山中の実力を評価しながら「日本はジャッジがニュートラルだから安心して試合ができる」と敵地にも落ち着いた様子だった。

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