後半勝負を目論んだ西岡は前半、ディフェンス重視のボクシングを展開。左フックを警戒する西岡に対し、ドネアは右ストレートをジャブのように打ち込んだり、ガードの上からコンビネーションを浴びせたりしてポイントを重ねた。
試合が動いたのは、西岡がペースを上げて前に出た6回だった。クロスレンジで西岡がダッキングをした瞬間に、ドネアのシャープな左アッパーがヒット。西岡がキャンバスに尻もちをついた。
最初のダウンを乗り切った西岡は、9回に再び仕掛けるものの、ここがエンディングとなる。ドネアをロープにつめて左で襲い掛かったところにフィリピーノの右ストレートがカウンターで炸裂。ダウンした西岡は立ち上がり、レフェリーはいったん試合開始を告げたものの、ドネアが西岡に飛びかかろうとした瞬間に試合を止めた。8回までの採点は80-71、79-72、79-72で3者ともドネアだった。
/photo山田純夫
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