2012年3月4日日曜日

出場停止のロハスがサラテに判定勝ち


 八百長を告白したことでWBCからサスペンド処分が下った前WBC世界S・フライ級王者トマス“グサノ”ロハス(メキシコ)が3日(現地時間)メキシコ・ティファナで、元WBA世界バンタム級暫定王者フリオ“ソンブラ”サラテ(メキシコ)と10回戦を戦った。
 公式計量で両者ともウェイトは120ポンドを計測。動きの量と速さで勝るロハスがヒットアンドアウェーでポイントをリード。サラテも右を返して白熱。4回、ダメージングブローを決めたロハスが5回も攻勢をかけたが、サラテの反撃打でグラつき、スリリングな様相を呈する。それでも自身の距離をキープするロハスが随所に試合巧者ぶりを披露して終了。スコアは97-93が2者に99-92の3-0でロハスが支持された。
 ロハスは38勝25KO13敗1分。彼をサポートするザンファー・プロモーションはサスペンドはWBCタイトル戦のみという解釈。WBCの処分は絶対的な効力はないようだ。久々のリングだったサラテは28勝17KO6敗2分。(三浦勝夫)
※写真はサラテを攻めるロハス Tomas Rojas - Julio Zarate /Photo by Catch Miura

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