荒川の返上で空位となった日本ライト級王座決定戦は4日後楽園ホールの東洋太平洋同級王座決定戦と同じリングで行われ、日本同級1位加藤善孝(角海老宝石)が同2位稲垣孝(フラッシュ赤羽)を接戦の3-0判定に破り、新チャンピオンとなった。大きな見せ場はなかったが、5、8ラウンドに加藤が右フックで稲垣をぐらつかせたのがポイントになった。それ以外の攻防はいささか退屈だったが、加藤の勝利は固かった。加藤自身は試合後「しょっぱい試合だった」と自覚。「でも勝つことが目的だった」と一応の満足感を示した。
3ジャッジのスコアは、杉山97-94、浅尾96-95、中村98-93で加藤の勝ちだった。2度目のタイトル戦で初戴冠の加藤(26)は20勝5KO4敗1分、敗れた稲垣は13勝6KO10敗1分。
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