1日(現地時間)ドイツのノイブランデンブルクで挙行されたIBF世界クルーザー級タイトルマッチは、挑戦者でWBA同級暫定王者のヨアン・パブロ・エルナンデス(キューバ)が王者スティーブ・カニンガム(米)に6ラウンド終了負傷判定勝ちを収めた。
初回終了20秒前、サウスポーのテクニシャン、エルナンデスが放った左オーバーハンドを食らったカニンガムがダウン。ダメージは深刻だったが、ややロングカウント気味で生き延びる。2回、エルナンデスが畳み掛けなかったことも幸いし、3回になるとチャンピオンが反撃。キューバ人はヘッドバッドで額に大きなカットを負う。その後カニンガムがジャブからきれいなボクシングを見せれば、エルナンデスは時折、強烈な左フックで応戦した。だが6回の攻防で再びバッティングが発生し、挑戦者の傷が悪化。インターバルでエルナンデスのセコンドが「続行不可能」と主審に申し出ると、ミッキー・バン主審(英)はあっさりストップをコール。
公式スコアは割れ、2ジャッジが58-55、59-54でエルナンデス、もう一者は57-56でカニンガム。2-1で王者交代となった。
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