2011年6月18日土曜日

モレノ、ゴロフキンともTKO防衛 パナマ

 17日夜(現地時間)パナマ市のロベルト・デュラン・アリーナで行われた2つのWBAタイトルマッチはいずれもチャンピオンがベルトを守った。
 メイン出場のWBA世界バンタム級“スーパー”王者アンセルモ・モレノ(パナマ)はランキング2位ロレンソ・パーラ(ベネズエラ)に8回終了TKO勝ち。坂田健史との三戦が懐かしいパーラが久々の晴れ舞台に奮起するとも思われたが、元WBAフライ級王者はディフェンシブな戦いに終始。試合はモレノが悠々ペースを掌握して進行。打たれたパーラは拳の負傷を理由に、8ラウンド終了後のインターバルで棄権を申し入れた。
 モレノは8度目の防衛。31勝10KO1敗1分。パーラは31勝18KO3敗1分。
 一方、元IBF世界J・ミドル級王者カシーム・オウマ(ウガンダ)を挑戦者に向かえ、保持するWBA世界ミドル級“レギュラー”王座の防衛戦に臨んだゲネディ・ゴロフキン(カザフスタン)は10回TKO勝ちで2度目の防衛に成功した。序盤2ラウンズ、オウマが旺盛な手数でペースを握ったが、中盤ゴロフキンが自慢の強打で挽回。8回、ドクターチェックを受けたオウマは9回ワンサイドに打ち込まれ、10回ついにストップがかかった。TKOタイムは1分25秒。
 戴冠試合に続きパナマで勝利を飾ったゴロフキンは21勝18KO無敗。米国在住のオウマは27勝17KO8敗1分。

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