2011年6月3日金曜日
五十嵐-吉田戦 両者計量パス
4日夜後楽園ホールで行われる日本フライ級タイトルマッチに出場する選手たちの計量が3日午後行われ、前座も含めて全員が規定体重内でパスした。
メインの日本タイトル戦は、王者五十嵐俊幸(帝拳)がフライ級リミットの50.8kg、挑戦者1位(元王者)吉田拳畤(ワタナベ)がやや軽く50.6kg。このところ進境著しい五十嵐が、混戦を得意とし対戦者の誰もがやりにくさに音を上げるというベテラン吉田をどうさばくか。世界に進むには避けて通れないテスト試合になろう。五十嵐は2月に空位の王座に就いたばかりでこれが初防衛戦となるが、「別に意識していない。結果が問われるが、目指すところはもっと上にあるから……」と、こんなところでモタモタしていられないか。一方吉田も「勝つしかない」と、清水智信(金子)に敗れて王座を追われて以来3年ぶの返り咲きにかけている。
セミは前日本S・ライト級王者亀海喜寛(帝拳)の出直し第一戦。ジョエル・デラクルス(比)とのウェルター級10回戦。2月の防衛戦直前インフルエンザに罹り、試合をキャンセルして日本タイトルを返上するハメになったが、「みんなに迷惑をかけたので、恩返しできるような試合をします」と快勝を約束していた。ウェイトは亀海が66.1kg、相手のクルスは64.5kgだった。
この日は、日本フライ級12位・屋富祖裕信(琉球)に不敗ホープ鈴木武蔵(帝拳)が挑むフライ級8回戦も注目だ。=写真は計量後の五十嵐=
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