2011年5月1日日曜日

ワールドシリーズ(WSB)決勝 6、7日に中国で


 第1回ワールド・シリーズ・オブ・ボクシング(WSB)の決勝が5月6、7日の2日間にわたって中国の貴州で開催される。4月の準決勝を勝ち上がったパリ・ユナイテッド(フランス)とアスタナ・アーランズ(カザフスタン)の両チームがライトからヘビー級まで5階級で2試合ずつ計10試合を行い、優勝チームには50万ドル(約4100万円)の賞金が授与される。
 WSBはAIBA(国際アマチュアボクシング協会)が主導する「アマの中のプロ大会」。パリは準決勝で優勝候補のバクー・ファイアーズを破り、一方アスタナは地区優勝を逸したもののワイルドカード(2位の最高成績)で勝ち上がり、準決勝ではロサンゼルス・マタドールズを撃破して勢いづいているだけに、勝敗は予断を許さない。
 WSBの基本は「チーム対抗戦」だが、これとは別に昨年11月から今年3月まで開催された本戦で成績優秀だった5階級の上位2人による「個人選手権」が5月27、28の両日に開催される(同じく中国・貴州で)。これに勝った選手には賞金5万ドル(約410万円)とともに、来年のロンドン五輪の出場権が与えられることになっている。賞金がもらえて、しかも五輪出場資格も狙えるという、かつてのアマチュアでは考えられない方式。選手はヘッドギアもつけず、8オンスのグローブを使用するなど、試合形式もプロにそっくりだ。※写真はWSBの試合から

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