2011年4月18日月曜日

多田V5 暫定王者を撃退


 WBA女子ミニマム級王座統一戦は17日、大阪・よみうり文化センターで行われ、正規チャンピオン多田悦子(フュチュール)が暫定王者イベス・サモラ(メキシコ)に10回判定勝ち。5度目の防衛に成功した。
 試合はプレッシャーをかけるサモラを多田がさばく展開。サウスポーの左ストレートを上下に放ち、ステップを踏んでは迎撃するパターンでポイントをピックアップする。サモラはスイッチをまじえたり、ボディーを連打したりと中盤以降も攻勢を強めたが、多田を崩すまでにいたらない。多田は時に打ち合いも辞さない姿勢で、緊張感のある10ラウンズを制した。スコアは96-94、98-93、98-92の3-0。
 晴れて王座統一に成功した多田は「2人の暫定王者をつぶしたので、このクラスでは文句なしでしょ。ホッとしている」とコメント。「盛り上がるカードをしていきたい」と今後に意欲的だった。

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