2011年3月28日月曜日

訃報 鈴木達夫・拓大総監督死す


 拓殖大学ボクシング部の総監督、鈴木達夫氏が26日午前11時22分、急性骨髄性白血病のため東京・杉並の自宅で亡くなった。75歳だった。昨年に体調を崩し、闘病していた。
 鈴木氏は情熱的な指導と旺盛な愛校精神をもって拓大ボクシング部を日本一に育て上げた功労者。東京都出身。拓大のアマチュア選手から卒業後中央郵便局に勤務しながら指導者の道を歩み、母校のコーチを長く務めた。関東大学リーグ2部だった同校の一部昇格(67年)に貢献し、68年に監督に就任。72年にはリーグ戦初優勝、そして81年には初めて全日本大学王座を制覇した。
 鈴木監督の指導の下、拓大からは小田切幸雄、三浦国宏、瀬川正義、瀬川設男、山田渉、高橋良秋ら五輪代表を含む多数のチャンピオンが輩出し、日本のアマチュア界に確固とした基盤を築いた。同校はその後も大学ボクシングのトップを維持し、全日本大学王座に就くこと7度、関東リーグ戦優勝9度の偉業を達成している。
 鈴木氏の葬儀は、下記の日程でいずれも東京・中野の宝仙寺で執り行われる。
  通夜  4月2日(土)午後6時から7時まで。 
  告別式 4月3日(日)午後1時から2時まで。 
 喪主は妻の幸枝さん。宝仙寺は東京都中野区中央2-33-3(地下鉄丸の内線中野坂上近く)。故人への生花は、鈴木葬儀社(☎03-3328-0921・FAX03-3328-0126)で受け付けている。

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