2010年4月14日水曜日

亀田父を永久追放 JBC倫理委


 JBC(日本ボクシングコミッション)が亀田父らに厳罰--JBCの倫理委員会(斉藤慎一委員長)が13日開かれ、先月27日のWBC世界フライ級タイトル戦直後にWBCとJBC役員に暴言を吐いた亀田史郎氏と、亀田ジムの五十嵐紀行会長に対し以下の処分をすることを決定した。
 亀田史郎氏に対しては--現在資格停止中のライセンスを取り消し処分とし、今後他のいかなるライセンス申請も認めない。また、試合場での、JBC管理権限の及ぶ客席を含めたリングサイド並びに控え室への立ち入りを禁止する。
 五十嵐紀行・亀田ジム会長に対しては--「クラブ・オーナー」及び「プロモーター」のライセンスを無期限停止処分とする。今後オーナーが不在となるジム活動に関しては協会の調査委員会へ十分な調査を依頼し、その調査内容に基づき協会と協議する。 
 前日の東日本ボクシング協会理事会の下した「協会内に調査委を設置し、協会としての処分を決める」との決定は”大甘処分”と批判されたが、本日のJBC倫理委の決定は、父史郎氏の悪質な行為、また五十嵐会長のクラブ・オーナーとしての責任を厳しく問う処分だった。しかし、両名に厳罰を科すと同時に、興毅、大毅、和毅の3人に対しては、選手としての権利が損なわれないように配慮している。
 一方WBCは独自に亀田史郎氏をメキシコ市の本部に呼び、懲罰委員会を開くが、JBCはひと足先に決定した処分をWBC、WBAにも報告するという。=写真は記者会見で質問に答える安河内事務局長と右は斉藤慎一倫理委員会委員長=

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