OPBF・S・バンタム級12位の宮将来(ヨネクラ)が18日夜、後楽園ホールで比国フェザー級7位フェルナンド・オティックと対戦、8回3-0の判定勝ちした。
宮は左を上下に連射してオティックと対峙。細かい上体の動きと肩越しに決める右クロスでポイントを奪取するが、10勝中8KO(6敗)の強打者オティックもどっしりと構えて応戦する。硬そうなパンチを宮に当てて3回には鼻血を出させた。「相手を見すぎた」という宮はなかなか思い切った攻勢に出れなかったが、7回、左フックを引っかけるようにしてラッキーなダウンをマーク。結果77-76、77-75、78-75のスコアで勝利した。それでもイマイチの内容に控え室で「ダメっすね」。20勝目(13KO1敗1分)を挙げながらも、ここ数戦続くスランプを脱しきれず表情は晴れなかった。
セミでは無敗の日本ウェルター級10位出田裕一(ヨネクラ)が武田浩佑(協栄)に2回2分6秒TKO勝ち。デビュー以来の連勝を12(7KO)に伸ばした。重厚感のある上下の攻めでプレッシャーをかけ、2回にワンツーの右を決めると武田たまらずダウン。レフェリーはカウントを途中でやめて試合をストップした。
この日は8回戦がもう2試合行われており、アマからプロ入りした竹中良(古口)が36歳ベテランの八木橋淑郎(オサム)に4回TKO勝ち、また鈴木拓也(ワールド日立)が佐々木康博(ヨネクラ)に8回TKO勝ちした。
そのほかの試合結果は以下の通り(左が勝者)。
6回戦 竹之内ゆたか(ヨネクラ)KO1回 中嶋裕介(平石)
4回戦 田崎充(青木)判定 葛西考司(極東)
4回戦 安藤仁(W日立)KO3回 宮翔太郎(ヨネクラ)
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