2009年8月14日金曜日

クリチコ兄、ロス再登場 地元アレオーラと防衛戦

 デビッド・ヘイ(英国)との防衛戦が流れたWBC世界ヘビー級王者ビタリ・クリチコ(ウクライナ)が“思い出の土地”ロサンゼルスで、1位挑戦者クリストバル・アレオーラ(米)を迎えることが決まった。試合は9月26日、同地のステープルズ・センターで挙行される。
 欧州ドイツをベースに戦うクリチコだが、03年、時の王者レノックス・ルイスに挑んだ場所がロサンゼルス。不運な負傷TKO負けを喫したクリチコは、その10ヵ月後、再びステープルズ・センターに登場し、コーリー・サンダース(南ア)をストップして、ルイスが返上した王座を獲得した。一時、居住したこともあるロスで、クリチコは知名度が高い。
 13日(現地時間)試合会場で行われた記者発表で、両者は抱負を口にした。
「これは2人のパンチャーによるヘビー級のボクシング。何が起こるか、誰にもわからない。でも私はどんなことにも対応できる。私はピーター戦でいいパフォーマンスを披露したし、ゴメスをストップした。アレオーラにも同じことをするだけ」(クリチコ)
「どんな男だって負ける時はある。2本の腕がありゃ、どんな男にも勝てる。ワンパンチで決まる試合。我々どちらかが必ずダメージを被る。それが私じゃないことを祈る」(アレオーラ)

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