試合は榎がプレスをかけ、李が回り込む展開に終始した。しかし前に出るものの榎はジャブが少なく、李に心理的な圧迫感を与えられない。榎がつめる距離を李はフットワークでキープし、中盤から右を先制してきれいにポイントをピックアップした。榎は後半厳しいボディー攻めに、9回には李のマブタをパンチで切り裂いたが、李も踏張ってゴング。採点は97-94.97-93.95-97と割れたが李の手があがった。
まさかの敗戦を喫した榎は「負けていたと思わなかった。俺がおかしいのかなぁ」と敗戦が信じられない様子。「勝ちだと思って負けていたのは力がないということ」とも言いつつ「落ち着いて、ビデオ見て考えます」。榎は最後まで納得しかねていたが、ジャッジを支持する声が多かった。
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