昨年大みそかに世界ベルトを失った坂田健史(現WBAフライ級6位=協栄)が明日14日、後楽園ホールで5ヵ月半ぶりの再起戦に臨む。13日の計量は52.0キロでクリアし「やはり坂田は世界、と言われるような試合をしたい」と意気込みを語った。相手の韓国フライ級王者・全鎮萬は52.1キロでパスした。
今回はS・フライ級契約の10回戦。フライ級王座を陥落後、S・フライ級転向も視野に入れる前世界チャンピオンにとって試金石の一戦となる。「階級を上げる前提で試合を組んだ」という金平桂一郎会長は「再起戦プラス世界前哨戦。年内に世界戦をやらせたい。そのためにはアピールも必要」と、1階級上の坂田の戦いぶりをチェックするつもりだ。全の映像を見た坂田は「相手は打ちだしたら止まらないタイプ。打ちあう時にはそうするけれど、距離もキープしながら自分のペースで戦う」と抱負を述べた。
明日は坂田のほかにも渡部あきのり、藤本りえが再起戦のリングを迎える。3連敗中の渡部(日本ウェルター級8位)は日本ミドル級6位古川明裕(ワールド日立)と71キロ契約の10回戦。3月タイのWBCF・S・フライ級暫定王座戦に敗れた藤本は金善縞(韓国)と6回戦を行う。なお明日は第1試合が11時半開始予定の昼興行だ。
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