米国東海岸でセンセーションを巻き起こしていたロシアのパンチャー、セルゲイ・コバレフ(IBF・L・ヘビー級1位)が敵地で見事な戴冠を果たした。17日、英国ウェールズ・カージフで挙行されたWBO世界L・ヘビー級タイトルマッチは挑戦者コバレフ(30)が王者ネイザン・クレーバーリー(英)に4回29秒TKO勝ち。
強打者ぶりを発揮したコバレフ(左) |
コバレフがうわさの強打者ぶりを如何なく発揮した。ハイペースで始まった試合は地元のクレバーリーが左ジャブを突くものの、ロシア人のプレスをかわすことができない。2回、右目をカットするアクシデントに見舞われたコバレフだが、3回、畳み掛けるとクレバーリーは前のめりにダウン。追撃で王者はまた沈む。カウント後、クレバーリーはグラつきながら終了ベルに救われる。しかしダメージを残すウェールズ人は4回早々、捕まり3度目のダウン。レフェリーはためらわずストップをコールした。
6月の試合でバーナード・ホプキンス(IBF王者)への挑戦権を得たコバレフだが、このWBO王座挑戦への路線変更は吉と出た。22勝20KO1分無敗。初黒星を喫したクレバーリー(26勝12KO1敗)はV6に失敗。Photo/BoxingScene.com
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