2013年8月8日木曜日

ブランケット「KO勝ち以外は考えていない」


 8月12日、大田区総合体育館でWBC世界フライ級王者の八重樫東(大橋)に挑む同級11位のオスカル・ブランケット(メキシコ)が8日、帝拳ジムで練習を公開。「何ラウンドと約束はできないが、ノックアウト以外の勝ちは考えていない」とKOを宣言した。
 
記者会見するブランケット。左は古川トレーナー

 強打のメキシカンがニコニコと笑いながらKOを約束した。その心について問われると「私は自分のパンチ力に自信を持っている。ビデオを見たが、八重樫はかなりパンチをもらう選手で古傷もある。私のパンチに耐えられないだろう」と理由を語った。

 ブランケットとコンビを組んで5年になる古川久俊トレーナーは「日本の方はブランケットがウォーズ勝又に勝った試合を見てパンチャーのイメージが強いようだが、本当の彼はオールラウンダー。離れても戦えるし、カウンターもとれる」と愛弟子の実力をアピール。かつて福井県の高校教員としてボクシング部を指導していた経験から「八重樫くんの高校時代、大学時代の動きはすべて頭に入っている」とも明かした。

 この試合に備えて3000メートルの高地で4週間のキャンプを張り、弱点だったスタミナを強化して日本に乗り込んだ。キャリア39戦目で世界初挑戦を迎える28歳は「メキシコ人にそれほどチャンスはこない。この1回で必ずものにしたい」と意気込んでいた。

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