日本プロボクシング協会の袴田巌支援委員会は6日、獄中から無罪を訴える元プロボクサーの死刑囚、袴田巌さんの専用シートを後楽園ホールに設置。同日ホールで贈呈式が行われた。
お目見えした袴田シート。中央が秀子さん |
袴田シートの設置は、袴田さんが一日も早く東京拘置所から出所し、後楽園ホールで大好きなボクシングを観戦してもらおうというメッセージがこめられている。贈呈式では支援委員会の新田渉世会長が巌さんの姉秀子さんに専用カバーをプレゼントした。
シートの場所はホール西側のニュートラルコーナー下で、東日本ボクシング協会主催興行で設置される。今後はシートに賛同するプロモーターを増やしていく計画。委員会では袴田さんを少しでも励まそうと、今回の贈呈式の写真と9月に行われる東日本新人王準決勝のチケットを袴田さんに送る予定だ。
1966年に強盗殺人などの罪で逮捕され、死刑を宣告された袴田さんは現在77歳。獄中生活は47年を超え、ここ3年はあらゆる面会を拒んでいる。裁判は第2次再審請求審の真っただ中で、年度内にも結論が出る見通しだ。
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