17日、米アトランティックシティで行われたもうひとつのタイトル戦でも王者が交代した。IBFミドル級王者ダニエル・ゲール(豪州)に挑んだ同級3位ダレン・ベーカー(英)がフルラウンドに渡る白熱したクロスファイトを制し、2度目の世界挑戦でベルトを巻いた。
ゲールとの接戦を制して戴冠のベーカー(左) |
序盤は右を上下にヒットするなどベーカーの果敢なアタックが印象的だった。これに対しゲールは5回あたりから反撃。ベーカーは顔面が腫れ出してくる。迎えた6回、王者の右から左ボディーが炸裂。ベーカーはうずくまり、カウント9で辛うじて試合続行。このピンチをパンチを打ち返して凌いだベーカーは以後のラウンド、ボディー連打を軸に盛り返す。左目を切った英国人に、最終回ゲールが懸命に攻め込んで終了。スコアカードは予想どおり拮抗。114-113、116-111、113-114の2-1でベーカーの手が上がった。
2年前にセルヒオ・マルティネスに挑戦、11回KO負けで退いたベーカーは泣き崩れて喜びを表現した。26勝16KO1敗。米国デビューを飾れなかったゲール(29勝15KO2敗)は接戦を認めるものの、勝利を主張している。Photo/BoxingScene.com
0 件のコメント:
コメントを投稿