2013年8月20日火曜日

柴田「1ラウンドから取っていく」 8.25村田戦


 25日に有明コロシアムでロンドン五輪金メダリスト村田諒太(三迫)のデビュー戦の相手を務める東洋太平洋ミドル級王者の柴田明雄(ワタナベ)も勝負の一戦を前に充実の表情を見せた。
 
決戦に向けて笑顔を見せた柴田(右)と田口

 柴田は1年前のスパーリングと、アマチュア時代の映像によって村田の情報を詳細にインプット。村田の長所として、一瞬の踏み込みが速いこと、ジャブの予備動作が少なく予想以上に伸びてくること、パワーがあることなどを挙げ「すべてにおいてレベルの高い選手」と絶賛した。

 もちろん相手の実力を踏まえた上で勝利をもぎ取るのが柴田のミッションだ。「正面に立つと一瞬で距離を詰められてしまうので、左右に動きながら強いパンチを当てていく。村田くん相手に後半盛り返すのは難しいので、(相手に硬さのある)1ラウンドからポイントを取っていきたい」と持ち前の運動量で前半戦を制する考えを明らかにした。
 
パンチの威力も増した柴田

 普段は試合直前までしているウェイターのアルバイトを7月から週1回に減らして大一番に備えてきた。充実のトレーニングで村田超えを目指す柴田は「こんなチャンスは人生にそんなにあるものじゃない。めいっぱい緊張して、めいっぱい楽しんで、めいっぱいがんばって、勝利をつかみたい」と大舞台に胸を躍らせている。

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