7月22日、後楽園ホールで予定していたWBA女子世界S・フライ級王者山口直子(白井・具志堅S)の世界タイトルマッチが試合を目前にして中止となった。山口はチュタポーン・プラディッサン(タイ)を相手にノンタイトル10回戦を行う。
公開練習は世界戦中止発表会見に変更された… |
マッチメーカーのジョー小泉氏によると、挑戦者の暫定王者ダニエル・ベルムデス(アルゼンチン)が「契約上の解釈の違い」から来日を取りやめ、日本サイドがWBAに調停を申し入れたものの、事態は打開できなかったという。急きょチュタポーンを代理挑戦者にしたが、最終的にWBAから承認が得られず、世界戦の中止が決定した。
山口が世界戦中止の知らせを聞いたのは、17日に予定されていた公開練習の直前。「非常に残念ですが、22日はしっかりKOして次につなげたい」と気丈に語ったが、ショックは隠せなかった。
WBAは調停書で「両者は(正規王者と暫定王者による)統一戦をする義務がある」と記しているが、暫定王者ベルムデスはWBOバンタム級王者でもあり、WBA暫定タイトルを返上する可能性もある。山口陣営は9月にも防衛戦を行う意向を示しているが、今後の展開は不透明だ。
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