2013年7月21日日曜日

ゲバラ、ロドリゲスに圧勝


 20日(日本時間21日)メキシコのキンタナロー州プラヤ・デル・カルメンで挙行されたWBC・L・フライ級シルバー王座戦は、チャンピオンでWBC3位のペドロ・ゲバラ(メキシコ)が同国の前IBF世界ミニマム級王者マリオ・ロドリゲスに大差の判定勝ちで防衛。

 スタートから名王者リカルド・ロペスを想起させる端正なボクシングを披露するゲバラがラウンドを連取。左フックなどパワフルなパンチを繰り出すロドリゲスのアタックを空転させ、中盤にはコンビネーションで畳み掛ける場面をつくる。だがゲレロにはロペスのような決め手はなく、ラウンドは進行。左目の腫れたロドリゲスは抵抗を続けたが、最終回仕掛けて沸かせた以外は見せ場がなかった。公式スコアは120-108、118-110、119-110の3-0で文句なくゲレロを支持した。ロドリゲスは高山勝成戦に続く連敗。

 同じリングで行われた2つのWBCインターナショナル戦は、エリク・モラレスの末弟イバン・モラレス(メキシコ=WBC13位)が同国のアレハンドロ・モラレスに3-0判定勝ちでWBC・S・フライ級インターナショナル・シルバー王座を防衛。一方ペドロの実弟アルベルト・ゲバラ(メキシコ)がジョナサン・ビダル(プエルトリコ=WBC12位)に論議を呼びながらも3-0判定勝ちで空位のWBCインターナショナル・バンタム級王座を獲得した。

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