7月25日、後楽園ホールで行われたライト級8回戦は、日本11位の中谷正義(井岡)が同6位の土屋修平(角海老宝石)を3回1分58秒KOで下し、デビューから無傷の6連勝(5KO)をマークした。
中谷のボディブローが試合を決めた |
デビュー以来12連続KO勝利で注目を集めた土屋と、関西のホープ中谷のランカー対決は、中谷の完勝に終わった。長身の中谷はリーチが長いだけでなく、スピードも十分。鋭いジャブと左フックを土屋に打ち込み、時折見せる右ストレートにも威力があった。対する土屋はジャブを突きながら距離を詰めようとするが思うようにいかない。
迎えた3回、中谷の左フックが決まると土屋がグラリ。ここは耐えたが、続く場面で中谷の強烈なボディブローが決まると土屋は立っていられなかった。何とか立ち上がり試合続行となったものの、再びボディブローを決まると土屋はゆっくりとダウン。テンカウントを聞かされた。連敗の土屋は14勝12KO2敗。
◇バンタム級8回戦
藤原陽介(ドリーム)[2-1(76-75×2、75-76)]久保賢司(角海老宝石)
元キックボクシング王者・久保の4戦目は2年のブランクから復帰した元ランカーの藤原。久保は2回からプレスを強め、3回に左アッパーで最初のダウンをゲット。さらに左フックでダウンを追加したが、このピンチを切り抜けた藤原がここから盛り返した。藤原は4回から、ジャブと左フックをよく当て、久保の攻撃を封じた。久保は3回のチャンスを逃し逆転を許してしまった。
◇フライ級8回戦
阪下優友(角海老宝石)[3-0(77-75×2、78-74)]ライオネル・マーク・デュラン(比) 2011年全日本フライ級新人王の阪下は、前に出て執拗にボディ攻撃を繰り返すデュランに苦しめられたが、要所でボディブローと右ストレートを決めて判定勝ち。移籍第1戦を飾った。
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