名トレーナー、ルディ・ペレス逝く

　メキシコの著名トレーナーの一人でマルコ・アントニオ・バレラらを育てたルディ・ペレス氏が13日（日本時間14日）メキシコシティで亡くなった。58歳だった。ここ２年、胃がんを患い闘病生活を送っていた。

 

58歳の若さで亡くなったルディ・ペレス（左）。2009年のバスケス（中央）の試合から

　ペレス氏は３階級制覇王者マルコ・アントニオ・バレラをアマチュア時代から指導。癌に侵されるまでバレラのプロキャリアをサポートした。またＷＢＣ世界Ｓ・バンタム級王者イスラエル・バスケス（メキシコ）のキャリア後期を受け持った。メキシカン以外にも人望が厚く、ホルへ・バリオス、マルコス・マイダーナのアルゼンチン王者をコーチ。指導した最後の大物選手がマイダーナだった。

　現地時間の明日14日午後４時から葬儀が予定されている。