2013年6月10日月曜日

椎野が2回KOでOPBF新王者に


 東洋太平洋バンタム級王座決定戦が10日、後楽園ホールで行われ、同12位の椎野大輝(三迫)が3位のデニス・トゥビエロン(フィリピン)を2回29秒KOで下して新王者に輝いた。トゥビエロンは前日計量でリミットを600グラムオーバー。試合は椎野が勝てば新王者誕生、トゥビエロンが勝てば王座は空位のまま、という条件で行われた。
 
椎野はカウンター1発でフィニッシュ

 スタンスの広いサウスポー、トゥビエロンはビッグパンチを振り回すスタイル。椎名は初回、慎重に立ち上がったが、バッティングを食らってキャンバスにうずくまるピンチ。トゥビエロンに減点1が科せられた。迎えた2回、左を打ち込んできたフィリピン人に対し、椎野の右カウンターがきれいに炸裂。トゥビエロンは立ち上がったが足元が定まらず、レフェリーが10カウントを数えた。

 昨年9月、フィリピンでの対戦はトゥビエロンの8回TKO勝ち。椎野はタイトル獲得と同時にリベンジに成功した。椎野は10勝9KO2敗。トゥビエロンは15勝6KO2敗1分。
 
湯場はベテランの味を見せた

◇S・ウェルター級8回戦
湯場忠志(都城レオS)[3-0(78-75、78-73×2)]長島謙吾(角海老宝石)
 史上初の日本タイトル5階級制覇を狙う日本S・ウェルター級2位の湯場と日本ウェルター級8位の長島が激突。湯場は初回、右から左のショートをヒットさせてダウンを奪う。2回は逆に長島が右を巧打してチャンスを作ったが、3回からは再び湯場のペース。長島の前進を足を使っていなしながら、上下にパンチを打ち分けてダメージを与え続けた。湯場は43勝31KO8敗2分。長島は12勝11KO10敗2分。

◇S・フェザー級8回戦
岩井大(三迫)[3-0(78-75、79-74、79-73)]山元浩嗣(ワタナベ)
 頭が低く変則的な山元に対し、岩井はなかなかワンツーを打ち込めず、クリンチの多い試合。時折右をヒットさせた岩井がジャッジの支持を得た。

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