2013年6月17日月曜日

山中&八重樫でダブル世界戦 8.12大田区総合体育館


 帝拳プロモーションは17日、都内で記者会見を開き、8月12日に大田区総合体育館でダブル世界戦を開催すると発表した。WBC世界バンタム級チャンピオン山中慎介(帝拳)は同7位ホセ・ニエベス(プエルトリコ)を迎えて4度目の防衛戦。WBC世界フライ級王者の八重樫東(大橋)は初防衛戦で同11位のオスカル・ブランケット(メキシコ)と対戦する。試合の模様は日本テレビ系列で中継される。
 
山中(右)と八重樫の両世界王者が防衛戦

 4戦連続でサウスポーを迎えた山中は「ここ最近サウスポーと対戦して自信をつけている。どれくらいになるかは分からないがKOを目指したい。毎回そうだけどテーマは右の使い方。右で倒してみたいという気持ちはあるんで。結局は左でしょうけど(笑)、右を鍛えていきたい」と抱負を語った。
 
ニエベスは22勝11KO2敗3分の32歳で、スピードがあり、きれいな正統派のボクシングをするという。大和心トレーナーは「ニエベスは同じサウスポーといっても、ダルチニアンやロハス、ツニャカオとはまったくタイプが違う。山中の左に対して、一番怖い右フックを得意にしている。まずは左ストレートを打ったとき流れないこと。その上で右フック対策をしていきたい」と警戒していた。

 八重樫と対戦するブランケットは28歳で32勝23KO5敗1分の戦績を誇る。日本で試合経験があり、昨年6月に当時世界ランキング入りしていたウォーズ勝又を初回KOで下した。

 フライ級で2戦目となる八重樫は「初めてのメキシコ人でワクワクしています。相手はKO率の高いパンチャー。今回は打撃戦は避けて、出入りのある、スピードのある本来のボクシングをしたい」と意気込みを語った。

 大橋秀行会長は「ウォーズ戦のブランケットは1回KO勝ち。しかも失神KOだった。八重樫がいつものように打ち合うと負けるのではないかと思うが、私としてはいつもの激闘で、ファンを喜ばせてほしい」と語り、八重樫の苦笑いと、会見場の笑いを誘っていた。

 八重樫の相手は当初、挑戦者決定戦に勝利した元WBC世界L・フライ級王者エドガル・ソーサ(メキシコ)になる予定だったが、ソーサ側の都合で挑戦者はブランケットに。大橋会長は「理由は定かではないが、ソーサとは次の試合で対戦することになると思う」と説明した。

0 件のコメント:

コメントを投稿