2013年6月11日火曜日

2013年殿堂入りセレモニー


 米ニューヨーク州カナストータの夏の風物詩「国際ボクシング名誉の殿堂博物館」新規殿堂入りセレモニーが9日開催された。
 
喜びの受賞者たち

 今年は2年前のセレモニーのように超大物たちの殿堂入りはなかったが、柳明佑(韓国)、バージル・ヒル(米)、アルツロ・ガッティ(米=故人)がモダン部門の選手で選ばれた。また関係者部門ではミルズ・レイン(レフェリー)、ジミー・レノンJr(リングアナウンサー)のほかメキシコの伝説のマネジャー、クーヨ・エルナンデス(故人)が殿堂入りした。

 柳(ユー・ミョン・ウ)は1985年から91年までWBA世界L・フライ級王者に君臨。93年に引退するまで“ソナギ(夕立)パンチ”と呼ばれた猛烈なラッシャーとして鳴らした。ヒルはロサンゼルス五輪銀メダル獲得後プロで王者につき、L・ヘビー級王座通算20度防衛、クルーザー級王者にも就いた。

 激闘男で名を売ったガッティはS・フェザー級とS・ライト級で王者に君臨。07年までリングに上がり、09年ブラジルで不慮の死をとげた。享年37。セレモニーには現役時代のマネジャー、パット・リンチが出席。ガッティの遺児、7歳のソフィアがステージでスピーチを行い出席者の涙を誘った。

 レノン・ジュニアはいつも紹介する側にありながら、この日は逆の立場で面食らった様子。元名物レフェリー、レイン(76)は02年に脳卒中になり、その後障害をかかえ、最近行方不明にもなっていたが、元気な姿を見せ、安心させた。Photo/BoxingScene.com

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