東洋太平洋ミドル級タイトルマッチが4日、後楽園ホールで行われ、挑戦者の日本S・ウェルター級王者の柴田明雄(ワタナベ)が、チャンピオンの淵上誠(八王子中屋)を9回1分7秒負傷判定3-0(87-83、89-82、89-81)下して新王者となった。淵上は初防衛に失敗。
前半はスピードで勝る柴田のペース。動きながら右を的確に当て続けポイントをピックアップした。淵上は柴田の懐が遠くでパンチが当たらず、いつものように手数でピッチを上げることができない。前半は淵上が追いかけ、柴田がカウンターを打ち込む展開となった。
淵上はこのピンチをしのぎ、8回は果敢に前に出たものの、柴田を再びとらえるまでにはいたらない。9回に突入したところで、柴田が3回に偶然のバッティングで切った右目上部の傷が悪化。負傷判定となった。柴田は21勝9KO7敗1分。淵上は20勝11KO8敗。
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