後楽園ホールで4日行われた東洋太平洋ライト級王座決定戦・日本同級タイトル戦は、日本王者の加藤善孝(角海老宝石)がWBC15位の佐々木基樹(帝拳)を3-0判定(116-111、116-110×2)で下し、東洋太平洋王座を獲得すると同時に日本タイトル5度目の防衛に成功。東洋太平洋2階級制覇の佐々木(37)はコーナーからファンに向かって引退を宣言した。
序盤から加藤のジャブがよく当たった。佐々木は距離を詰めようとするが、頭から突っ込むように入るため、バッティングとクリンチが多発した。
アクシデントが発生したのは5回。レフェリーがストップした直後に放った加藤の左フックで佐々木がダウン。軽めのパンチだったため、加藤陣営から怒りの声が挙がったが、5分ほどの休憩をはさんで試合は再開。加藤に減点1が科せられた。
終盤は加藤がペースアップしてジャブから左フック、右ストレートを次々にヒット。佐々木は最後まで闘志を見せたものの追い上げはならなかった。加藤は25勝7KO4敗1分。佐々木は39勝24KO10敗1分。
◇62㎏契約10回戦
荒川仁人(八王子中屋)[2回29秒KO]パクプーム・オーベンジャマッド(タイ)
WBCライト級1位の荒川の世界前哨戦と銘打たれた一戦。パクプームは右を顔面とボディに散らしてチャンスをうかがったが、
荒川は冷静だった。2回開始早々に放った左ストレートがジャストタイミングで決まりタイ人はバッタリ。10カウントを聞いた。
◇ミドル級6回戦
福本祥馬(八王子中屋)[4回2分51秒TKO]相澤謙次(オサム)
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