パナマシティのWBA本部で28日、先月オースティン・トラウト(米)に勝ちS・ウェルター級統一王者となったサウル“カネロ”アルバレス(メキシコ)ら3人のチャンピオンにベルト贈呈セレモニーが開催された。他の2王者は2週間前デニス・レベデフ(ロシア)をストップしてクルーザー級正規チャンピオンに返り咲いたギエルモ・ジョーンズ(パナマ)とL・フライ級“スーパー”チャンピオンのローマン“チョコラティート”ゴンサレス(ニカラグア)。
左からカネロ、メンドサ・ジュニア副会長、ジョーンズ、ロマゴン |
最近、スター王者が誕生すると本部で“公式の”ベルト授与式を催す団体があるが、WBAもそれにならったものと理解される。イベントを取り仕切ったヒルベルト・メンドサ・ジュニアWBA副会長は「我々のランキングに君の名前があることは光栄。願わくばチャンピオンとして我々と末永くいっしょにいてもらいたい」と発言。カネロも「ここパナマに来れてとてもハッピー。重要なベルトをもらった」とリップサービスした。
対するWBCホセ・スライマン会長はおかんむりだ。「カネロがパナマへ行ってWBAベルトをもらうのは全然悪いことではない。だが、WBCルールでは他団体と2本のベルトを同時に所持することを禁じている。15日以内にどちらかをギブアップしなければならない」と暗に剥奪も辞さない姿勢を見せている。Photo/BoxingScene.com
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