2013年5月18日土曜日

ポベトキン、無敗挑戦者を痛烈TKO

 

 モスクワのクローカスシティ・ホールで17日挙行されたWBA世界ヘビー級タイトルマッチは“レギュラー”王者のアレクサンデル・ポベトキン(ロシア)が挑戦者7位アンドルゼイ・バブルジク(ポーランド)に3回TKO勝利。次戦で予定される統一チャンピオン、ウラジミール・クリチコ(ウクライナ)とのビッグマッチに気勢を揚げた。
 
ポベトキン
2回、左右コンビネーションで攻めこむポベトキンが右ストレートでバブルジクを倒す。3回、またも右でチャンスをつかんだ王者が追撃をかけると、ポーランド人はロープへ飛ばされ、主審はスタンディングカウントを適用。鼻血で染まる挑戦者に連打を浴びせ、仰向けに倒すと、ラッセル・モーラ主審(米)はノーカウントで試合を止めた。TKOタイムは2分23秒。

 王者のチーフセコンド、殿堂入り元王者コーシャ・ヅー氏は「どんなに早くノックアウトするにしても4ラウンドだと思っていたからお釣りがきた」と喜色満面。ポベトキン(26勝18KO無敗)は入札金額が約23億円だった3冠王ウラジミールとの統一戦へ向け、最高のかたちで前哨戦をクリアーした。初黒星のバブルジクは27勝13KO1敗。

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